ギガバイトの正体
容量を占めているのは、大きな動画です
カメラロールは、件数で見ればほとんどが写真ですが、容量で見ればほとんどが動画です。端末がいっぱいなら、スクリーンショット4,000枚よりも動画40本を整理するほうが効果的です。
容量の計算
最近のスマートフォンは非常に大きなファイルを記録します。初期設定は、残りの容量ではなく画質を優先して決められています。
- 4K・60fpsでは、1分あたりおよそ400MB。
- 4K・30fpsでは、1分あたりおよそ170MB。
- 1080p・30fpsでは、1分あたりおよそ65MB。
- 同じカメラで撮った静止画は、およそ2〜5MB。
つまり、3分間の4K動画1本は、写真およそ300枚分に相当します。一度も見返していない、しかもほとんど他人の挙げた腕しか映っていないコンサートの動画のほうが、一晩かけて整理しようとしていた1年分のスクリーンショットよりも、はるかに大きな容量を占めているということです。
スローモーションはさらに厄介です。高フレームレートで記録してから、ゆっくり再生する仕組みのため、10秒のスローモーション動画には、見た目の「10秒」よりもはるかに多くのフレームが含まれています。
大きな動画を見つける
「ライブラリをファイルサイズ順に並べ替える」という操作は、どちらのプラットフォームでも簡単にはできません。これは実際に不便な点です。
iPhone
「写真」›「アルバム」›「メディアタイプ」›「ビデオ」で動画をすべてまとめて表示できますが、並び順はサイズ順ではなく日付順です。
「設定」›「一般」›「iPhoneストレージ」で「写真」全体の容量はわかりますが、項目ごとの内訳までは表示されません。
動画を開いて上にスワイプすると、サイズと解像度が1本ずつ表示されます。
Android
Google フォトの「ライブラリ」内にも「動画」カテゴリーがありますが、こちらも日付順です。
メーカー製のギャラリーアプリやファイル管理アプリの中には、フォルダをサイズ順に並べ替えられるものもあり、標準機能に最も近い方法と言えます。
Google Oneのストレージ管理機能でも大きな動画を確認できますが、対象はアカウントにバックアップ済みのものに限られます。
Time To Swipeはデッキを動画だけに絞り込み、各カードにサイズと再生時間を表示します。そのため、推測ではなく数字を見ながら判断できます。148MBのカードも3MBのカードも、サムネイルのグリッド表示では同じように見えますが、実際にはまったく違う判断が必要です。
動画の確認は、写真とは別の作業です
写真は一目で判断できますが、動画はそうはいきません。それを無視して同じように扱うと、本当は残したかったものまで削除してしまいます。
実際に役立つのは、「ほぼ確実に不要」なカテゴリーをあらかじめ知っておくことです。これらは中身を見なくても判断できます。
- 誤操作による録画。ポケットの中、床、天井が数秒映っているだけのもの。サムネイルと再生時間だけでたいてい判断できます。
- 同じシーンの撮り直し。3回撮って3本とも残しているものの、実際に使ったのは最後の1本だけ、というもの。
- 遠すぎるステージやスクリーンを長時間固定で撮ったもの。一度も見返していないことがすでにわかっているもの。
- 画面録画。スクリーンショットと同じ理屈で、特定の目的のために撮られ、その目的はすでに終わっています。
- スローモーション機能を初めて使った週に量産した実験的な動画。
それ以外は、最初の2秒だけ見てください。ほとんどの場合、それだけで何の動画かわかりますし、実際にやってみると思っているよりずっと速く進みます。
動画を削除する前に、2つ確認すること
動画は、削除の後悔が実際に起こりうる唯一のカテゴリーです。同じ夕日の9枚目の写真とは違い、動画はたいてい撮り直しがきかないからです。
- バックアップされているか確認してください。iCloud写真またはGoogle フォトのバックアップがオンになっている場合、端末上で削除するとクラウド上からも削除されます。同期されたライブラリは、自分自身による削除に対するバックアップにはなりません。
- かけがえのないもの — 子ども、結婚式、亡くなった方 — については、整理の最中ではなく、始める前に別の場所へコピーしておいてください。別の外付けドライブや、別のクラウドアカウントなどです。これを一度やっておけば、あとは自由に整理を進められます。
- そのうえで確認作業を行ってください。30日間のゴミ箱は、今月中に気づいたミスを救う安全網であり、2年後に気づいたミスは救ってくれません。
2つ目のステップの狙いは、確認作業をスピーディーにすることです。本当に大切な数本がすでに別の場所で安全に保管されているとわかっていれば、残り100本について迷わず判断しやすくなります。
そもそも小さく撮っておく
ストレージ不足がたびたび起こるなら、カメラの設定を10秒だけ見直す価値があります。多くの人は4K・60fpsを自分で選んだわけではなく、初期設定でそうなっていただけです。
iPhoneでは「設定」›「カメラ」›「ビデオ撮影」。Androidでは、カメラアプリ自体の設定内にある「動画解像度」に相当する項目にあります。
1080p・30fpsは、4K60のおよそ6分の1のサイズで、たいていの動画には十分すぎるほどです。それでもフルHDには変わりなく、スマートフォンで見る限りはどのみちその解像度で視聴することになります。4Kは、本当に意図して撮影する場面のために取っておいてください。
よくある質問
スマートフォンで一番容量の大きい動画を見つけるには?
どちらのプラットフォームも、標準機能では写真ライブラリをファイルサイズ順に並べ替えられません。iPhoneでは動画を開いて上にスワイプすると、1本ずつサイズを確認できます。Androidでは、ギャラリーアプリやファイル管理アプリの中にフォルダをサイズ順に並べ替えられるものがあります。各カードにサイズを表示する整理アプリを使うのが現実的な近道です。ポイントは、判断した後ではなく、判断する前に数字を見ることです。
動画はスマートフォンでどのくらいの容量を使いますか?
4K・60fpsでは1分あたりおよそ400MB、4K・30fpsでは170MB、1080p・30fpsでは65MBです。同じカメラで撮った写真はおよそ2〜5MBです。この比率こそが、数本の動画が何千枚もの写真より容量を圧迫しがちな理由です。
動画を削除すればすぐに容量は空きますか?
いいえ。動画はiPhoneでは「最近削除した項目」に、Androidでは「ゴミ箱」に移動し、そのまま容量を占有し続けます — 多くの場合30日間、Google フォトでバックアップ済みの項目は現在最大60日間です。ゴミ箱を空にすればすぐに容量が戻ります。そのままにしておいても、期限が来れば自動的に戻ります。
削除する代わりに動画を圧縮するべきですか?
圧縮すれば、映像を残したまま容量を減らすことができます。残しておきたいけれど最高画質までは必要ないものには適した選択肢です。ただし圧縮は不可逆で画質が劣化するため、まとめて行うのではなく、意図を持って個別に行う価値があります。Time To Swipeは何も圧縮しません — 何を残すかを判断する手助けをするだけです。
あわせて読む
- スマホのストレージを空ける — 削除した後にほぼ全員が見落とすステップと、各プラットフォームで実際に容量を取り戻す方法。
- スクリーンショットをまとめて削除 — 多くのライブラリで最も件数が多く、判断も一番簡単なカテゴリー。すべて見つけて削除する方法。
- iPhone写真整理アプリ — 「最近削除した項目」、iCloud写真、ストレージの最適化 — それぞれが戻ってくる容量にどう影響するか。
- Android写真整理アプリ — 規則の異なる2つのゴミ箱と、Google フォトの「空き容量を増やす」が削除ではない理由。
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Last updated 2026-09-03